宅建士の資格を活かして働きたいけれど、「在宅ワークって本当に成立するの?」と疑問に感じていませんか。
実は、宅建士の仕事も少しずつオンライン化が進み、契約書・重要事項説明書の作成、レインズ検索、物件情報の整備、HP更新 など、事務所に行かずに完結する業務も増えています。
私自身も現在、宅建士として 完全在宅・業務委託契約 で働いており、1日も出社することなく仕事が成立しています。
子育てのスキマ時間に作業できるため、シングルマザーでも続けやすく、収入の柱を増やすきっかけにもなりました。
この記事では、
を、実体験に基づいてわかりやすく解説します。
「家から出られない状況でも宅建士として働けるの?」
「スキルを活かして副業や業務委託を始めたい」
おこめそんな方に“現実的で役立つ情報”をお届けします。
宅建士の在宅ワークはできる?結論:可能です


宅建士の在宅ワークは可能です。
ただし、正社員の宅建士としてフル勤務している人が「完全在宅ワーク」という働き方はかなりレアでしょう。
私が在宅でおこなっている仕事内容です。
・自社HPの管理
・レインズを使った物件検索
・重要事項説明書や売買契約書の作成
・郵便物や荷物の発送や受け取り
近年、宅建士の在宅ワークが増えているのには、次のような不動産業界全体の流れがあります。
- 書類の電子化が一気に進んだ
2022年の法改正で、契約書類の「電子交付」が可能に。
2023〜2024年は、多くの会社が紙からPDF作成・電子交付へ移行。 - IT重説(オンライン重説)の普及
コロナ禍以降、オンラインでの重説実施が一般的に。
規定の条件を満たせば重要事項説明はオンラインで実施することができます。 - 中小不動産会社のDX(デジタル化)導入が急増
経費削減のため、紙管理からGoogle Drive・チャット管理へ移行が進行。
結果として、契約書作成・データ整理・物件更新などは事務所に縛られない働き方が増えつつあります。
宅建士が在宅でできる具体的な仕事内容
① 契約書(重説・売買契約書など)のチェック業務
重要事項説明書や契約書を作成する仕事は、在宅でも可能です。
会社から送られてくる資料を見ながら、契約書などを作成します。
メールでやり取りできるため、契約書の作成だけなら出社する必要はありません。
② 自社HPの管理
ポータルサイトだけでなく、自社のHPでも取扱物件を掲載する会社が多いです。
売約済みになった物件は取り下げたり、新たに売りに出ている物件を掲載したりします。
また、価格変更があった物件の表示を修正したりする作業は、非常に大切な業務です。
スピード感が大切な業務なので、複数人で協働して行うことが多いです。



私はブログ運営の知識がHP管理の業務に役立っています。
③ ポータルサイトへの物件掲載
不動産のポータルサイトに物件掲載する作業も、在宅で行うことができます。
物件情報や写真があれば掲載作業は難しくありません。
物件の魅力を紹介したり、キャッチコピーを考えたりしています。



ポータルサイトの掲載は以前からスキな業務の一つです♬
在宅ワークのメリット|子育てとの相性がいい理由


時間のコントロールがしやすい
現状、私の場合は自由にシフトを組むことができます。
子どもの学校行事や習い事など、家庭のスケジュールを優先してシフトを組むことができます。
また、1日2時間以上であれば、勤務時間も自由に設定できるため、朝8時~、夜19時~などの隙間時間も有効活用して働くことができます。
通勤がないので効率が良い
今までは車で片道30分の通勤時間が必要でした。
準備時間も含め、余裕を持って家を出ると、勤務開始前1時間には動き始めなければいけません。
在宅ワークなら、勤務時間直前まで家事をすることもできます。
渋滞などの心配もないため、ムダな時間を浪費することもありません。



学校に行く子どもたちを見送る事ができるようになりました。
時短でも“専門職”として収入が安定しやすい
宅建資格を持っているため、時短や在宅ワークでも時給は悪くありません。
私は時給1500円で働かせて貰っています。
会社によっては資格手当が支給されるケースもあり、比較的安定した収入が得やすいことが「宅建士」の強みになっています。
在宅ワークのデメリット・注意点


完全在宅だけで完結する仕事は少ない
宅建士の全ての業務が在宅で済むわけではありません。
一般的には次のようなケースが多いです。
- 契約書作成は在宅OKでも、最終チェックは事務所
- 重説はオンライン可であっても、対面希望があると出社が必要
- 鍵の受け渡し・郵送物の対応で、週1〜数回出社 を求められる会社も多い
つまり、
在宅ワークは増えているが、「フルリモート」はまだ一部の会社に限られる
というのが、現状です。



私の働く会社でも、正社員の人が事務所に出勤しています。
ミスすると重大責任になることも
在宅での宅建士業務は自由度が高い一方で、一つのミスが大きなトラブルにつながるリスクも覚えておく必要があります。
特に契約書や重要事項説明書の作成は、法律に基づいて正確に記載しなければならず、誤字・写し間違い・記載漏れがあると後から責任問題になる可能性があります。
対面での確認が減る在宅業務では、「正確性」や「注意力」が重要になります。
事務所にいれば上司や同僚が気軽に確認してくれる場面でも、自宅では基本的に自分一人でタスクを完了させます。
宅建士は、書類作成の正確性を求められる専門職です。
「在宅だから楽」というよりも、責任の重さを理解しながら丁寧に対応できる人ほど在宅ワークで活躍しやすいと言えるでしょう。
宅建士が在宅ワークを始める方法(体験談)
① 不動産会社のパート・事務職からスタートする
私の場合、不動産業界未経験のまま宅建資格を取得しました。
宅建士の仕事がどんなものなのか何も分からなかったので、まずは経験を積むために宅建事務のパートから始めました。
週4日のパート勤務ですが、不動産仲介の会社で経験を積むことで基本的な仕事を覚えることができました。
② 業務委託(フリーランス宅建士)に応募する
宅建士として少し経験を積んだ頃、在宅ワークができる求人を探しました。
Indeedという求人サイトで探し、週1日2時間~という条件の求人を見つけました。
早速応募し、履歴書と職務経歴書をメールすると、オンライン面接をしていただけることになり、無事に採用されました。
④ 必要なスキル・準備物
絶対に必要になるのがネット回線に繋がっているパソコンです。
WordやExcelを使用しますが、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートで代用できるため、ソフトを購入する必要はありませんでした。
HPの管理や記事の執筆をするため、ChatGPTなどのAIを使えると作業が捗ります。
私はアイキャッチ画像や図解を作成するために、Canvaという画像作成アプリも使用していますが、こちらも画像生成AIで代用可能です。
私が実際に在宅で宅建士として働いてみて感じたこと


勤務時間・収入
私は平日の1日で6時間、土日のどちらかで4時間のペースでシフトを入れています。
週10時間、月40時間程度なので、時給1500円で働くと6万円程度の収入になります。



本業のセラピストの収入が不安定な状況なので、この6万円があることで精神的にも安定することができます。
生活の変化
在宅ワークを始めたことで、隙間時間を有効活用できるようになり、収入を増やすことができました。
子どもの習い事の送迎のために仕事を休みにしていた日も、短時間だけでも働けるようになりました。
子どもとの時間を確保しつつ、収入も増やすことができたのは、宅建資格を取ったことで在宅ワークができるようになったおかげです。
まとめ|宅建士の在宅は“子育て世帯にとって最強の働き方”
宅建士の在宅ワークは、まだ「当たり前の働き方」ではないものの、確実にチャンスが広がっています。
契約書作成やデータ管理など、オンラインで完結する業務が増えている今、子育てや家庭を優先しながら働きたい人にとって理想的な働き方と言えるでしょう。
私自身、宅建資格を取得してから働き方の選択肢が増えました。
子どものスケジュールに合わせて勤務時間を調整でき、通勤のストレスもなく、専門職として安定した収入を得られる――これは在宅で働ける宅建士ならではのメリットです。
もちろん、正確性や責任が求められる仕事だからこそ、慎重さや丁寧さは必要不可欠です。
ですが、それさえ意識できれば、在宅ワークでも十分に活躍できます。
「家にいながら資格を活かしたい」
「子どもとの時間を守りつつ、収入も安定させたい」
そんな願いを叶えてくれるのが、宅建士の在宅ワークです。



あなたの働き方がもっと自由に、もっと理想の生活に近づくきっかけになれば嬉しいです。










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